BAKUMAN、面白いよBAKUMAN

[レビュー]

結果

実に面白かった。コミックスを買ったのは実に久しぶり。最後に買ったのは2年くらい前だったと思う。それも『あごゲン』。

きっかけ

購入に至ったきっかけは原作を担当している大場つぐみ氏がガモウひろしということが確定しましたみたいなブログ記事を読んだから。たしかここ(『バクマン。 大場つぐみ=ガモウひろしが確定したようです』)だったと思う。根拠はBAKUMAN1巻で話の区切り毎に設置されているコーナーからのもの。そのコーナーでは『大場のネーム⇒それを見て小畑が起こしたネーム⇒紙面』の流れが掲載されている。確かにネームはラッキーマンとクリソツなのだ。誰がどう見てもラッキーマンのものと瓜二つ。ネームが似ているのだからこれもはや確定でしょ、というのがリンク先の記事である。僕は漫画のことはほとんど知らないけど出来上がっていく過程が少しでも見れるというのは面白い。僕は別に大場つぐみが誰だろうとどうでもよかった。ただあらすじを読むとどうにもこうにも面白そうだから購入しただけなのだ。「大場=ガモウ?」はきっかけに過ぎなかった。だが読んでみるとこれがどうして期待を裏切らなかった。買ってから毎日1回読んでる。コミック特有のページ数に対しての比重の軽さを懐かしみながら今日まで 5回読んだ。

中心人物の魅力は半端ない!!

主人公であるサイコーとシュージンのキャラクターは魅力たっぷりだ。Wikipediaでも見ればいいのだけど感想として以下に簡単に記す。

サイコー(画担当)

絵の天才。勉強面では可もなく不可もない(と思われる)といった感じだが、絵を描くことに関して比類なき才能を持つ。これに関しては具体的な結果としてあまり示されていないけど、〜〜大臣の名前入り賞状をもらっていたり、数学のノートに自分の好きな女の子を様々なアングルから描いているあたりから容易に想像できる。

シュージン(プロット作り)

THE 文才。絵の才能はない(これはシュージンが書いたネームから明らか)が、文才に関しては自身たっぷりであり、頭脳明晰。中学生離れした言い回しや、物事に対する考察力によってそれを表現している。とてもアクティブに動く。

もっともツボにハマったところ

僕が何よりもBAKUMANに惹かれたのはストイックなまでのポジティブさとひたむきさ。目標に向かって最短距離を駆け抜けるための努力や犠牲を惜しまない姿勢だ。読んでいてもどかしくなるほど彼らは光り輝き始めている。この先もちろん幾多の試練があるだろうし、まだ中学生だけど、応援したくなってくる。彼らが作り上げた作品を読みたいとすら思う。彼らにマンガ界の頂点を極めてほしいと思う。

以上、全てマンガの中の話でした。

追記

ユーモアや風刺も至るところに見れて面白いです。