早いものでタバコを断ってから1年を超えた。これはもう禁煙ならぬ卒煙と言ってよいのかもしれない。我ながらいいこと言うぜ! と思い、ググってみたところ、検索結果は196000件ほどあり、どうポジティブに捉えても完全にノリ遅れていたようだ。

思えば13歳の頃から片時も休まずタバコを吸ってきたが、こんなに簡単にヤメることができてしまうとは…。しかし、世論を聞くとタバコをやめるのはどうやらかなり難しいことのようらしい。確かに。でもそれは最初の3週間くらい。僕も最初の3週間くらいまではテレビを見ていてCMに入ったときや、家に帰ってきてパソコンの電源を入れてから起動するまでの間などに

「アレ? 何すりゃいいんだっぺ?」

と、これまでタバコのために使っていた時間の使い方に戸惑ったものだ。でもそれは最初の数週間だけでその回数は時間の経過に付随して加速度的に減っていき、今ではゼロになった。ちなみにこれはタバコのために使っていた時間の使い方に対する違和感がゼロになったということで、タバコを意識することがゼロになったわけでは決してない。

しかし、この時間の使い方に違和感を覚えなくなったらもう勝ったようなもんだぜ。あとは自分との戦いね。

不思議なことにヤメて1年も経った今でもたまにタバコを吸ってみようかなって思ってしまうタイミングはある。でも実際に吸う行動を起こすまで「タバコ吸いたいよレベル」が到達しないし、持続しないのだ。ここまでくると吸うのが怖くなってるのかもしれない。目に見える形で残してきた成果を目に見える形で壊すのが怖いのかもしれない。

結局のところニコチンに打ち勝つのは精神のみ。だから有名な禁煙本みたいに、いかにタバコを吸うことと吸わないことの違いを認識するかもテだね。タバコによって引き起こされる様々な悪害を羅列する本はいいとこに目をつけたでしょ。

禿げる。
ガンになる。
肺が真っ黒でキモイ。
肌が浅黒くなる。
口が臭くなる。
常に臭い。
加齢臭と混合して深いな臭いを発する。
周りからは「アイツ臭いよね」と思われている。

こういった事実を認識させるのもいいね。

ニコレットや、パイポ、ガムなどに頼って本当にヤメられんの? 最終的に吸うとか吸わないとかは本人に帰属するものなんじゃねーの? ヤメるときは気合だって。絶対に吸わないという強固なまでの意思によるのだ。それができりゃ苦労しないよ、なんてひ弱なことを言ってる豚野郎。よく聞け。

「タバコをやめられないようじゃこの先色々なことをやめられないぞ?」

新年になると

「今年から〜〜を始めるぜ!」

と盛りの時期の雄猪みたいに鼻の穴をおっぴろげて興奮している豚野郎が腐るほどいるけど、何かを始めるよりも何かをヤメることの方がよっぽど大事だぜ豚野郎。それはつまり何かを始めるにしても何かをヤメてからの方が効率的だってことだ豚野郎。

さて、今年は何をやめようかな、もちろんそのリストに大学とか就職活動とか入ってるんだけどね! さ〜て! 昼寝すっぞ!(昼寝もリストに入ってます)