僕のような吐き溜めを形成する要素である汚物まみれの大学生が、この膨大な量の春休みにおいて、やりたくもない就職活動以外に絶対にやらなくてはならないことは何だろう、と考えてみた。2秒ほど考えると、このレモンの種サイズの大脳に天啓のように一つのミッションが降りてきた。

「大学が無いのをいいことに餌を与えられた豚のようにアニメを見ればいいじゃないか。」

そうか、やっぱりそうなのか。それはやるべきことじゃないような気がしなくもないんだけど…。まぁいっか。

いやいや、言い訳させてくれ。頭ではわかっている。いくら米粒サイズの脳みそと言ってもそれくらいわかる。アニメなんて見てもマジ意味ないよ。何も生まれない。僕に限って言えばアニメは時間を浪費するためのツールでしかない。アニメを見て24時間と言うかけがえのない財産を食い潰すことと、布団の中で何かの幼虫みたいにウゾウゾと蠢きながら一時間おきにハナクソをほじること。このゴミ以下の愚図を形成する二大ファクターと読んで差し支えない2つの行為を比べてみてもドングリの背くらべ。しかも結果は引き分けだ。

そう、時間ドブに捨てまくっているということは痛いほどに頭ではわかっているんだ。アニメを見始めた段階では

「1時間見たらちゃんと英語の勉強をしよう。そうしよう。」

と下卑た笑いが止まらなくなるほど都合のいいルールを作るんだけど、いざ見始めると止まらない。アニメ欲は急には止まれないのだ。誰だ、こんな娯楽を考えたヤツは!! 出てこい!! シバき倒してやる! あ、うそうそ。ホントはマジ感謝してる。ありがと!(今月最高の笑顔で)

そこで最近は逆転の発想として

「英語の勉強を3時間したら1時間アニメを見て良い。」

という自分に対する法律を作った。すげーーーー!!! とんでもねー進歩だ!! まさに飴と鞭。しかも鞭メイン。この温室育ちの僕がこんな一大決心をするとは!! これは幼稚園児が「パンが食べれないからバスチーユ監獄を襲おう!!」と決意を固めることに匹敵するものだ(そのガキはケーキを食いながら)。

勉強という知的労働、それも未曾有の恐怖や錯乱を引き起こす可能性のある過激な労働をこなしたことにより、僕は確実に心身ともに衰弱するだろう。下手したら脱糞くらいはするかもしれない。最悪の場合、脱腸も覚悟せねばならない。薬物にドップリ浸かっていたベン・ジョンソンくらいの勢いで朝イチ便所に駆け込んで脱糞。ものすごい勢いだ。これだから朝のウンコはやめられない。いや、それにしても勢い良過ぎじゃないか? 止まらねーじゃん!

「うはww 今日はウンコ止まらねーな!!」

と思って肛門を注視すると腸が出てたりして!! ヤベー!! ケツ拭けねーじゃん!! ウンコがどんどん乾燥していくじゃん! でも乾燥したらそのうちポロポロと取れるからいっか! ってよくねーよ!! 全然よかないよ!!

どうだ? 脱腸は困るだろ? スゲー困るよな!! ってそんな話じゃなかった。勉強という知的労働が引き起こす悪しき問題(脱腸を含む)の数々。しかし!! それらの高き峰を超えてこそ、たっぷり油の乗ったジューシーな肉がぶら下がっているオアシスにたどり着くことができる。

この逆転の発想により自分にご褒美をあげる画期的なシステムを導入することにした。マジ天才じゃね? 逆転の発想とかいって頭よさそうな響きじゃね? この法律の施行により、国際化社会に適応する英語力が身に付き、アニメによる堕落を抑制することができるハズだ。

なおこの法律の施行は3月からとする(4月にずれ込む可能性有り)。

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