気づかないうちに想像以上に太ももに疲れが溜まりまくっていて驚いた。それはオナニーに手を染めたことが無い中学生男子が精巣に溜め込んだ精子のようにパンパンと蓄積されていたし、ヒタヒタに溜め込まれた田舎の肥溜めのように暴力的であった。今日はアルバイトが恐ろしいほど暇だった(お客さんが1組しか来なかった)ので、その暇さにどっぷりと漬込んだ僕は、まだ”少女以上オンナ未満”の同僚(僕より2つ下)に対して
「君が所持しているおパンティーをお気に入り順に事細かに説明してくれ」
と、度を超したセクハラを行っていた。ちょくちょくインターバルを挟みながら、舌が弾けとびそうな勢いで当該ハラスメントを4時間ほど敢行したところ、足が文字通り棒のようになっており、そのあまりのだるさから21時までのシフトを30分前に勝手に切り上げて帰ってきた。足のだるさと30分ぶんの給料という大き過ぎる代価を支払ったにも関わらず得たもの(おパンティの描写)は少なかった。ただ、黒とワインレッドの色を所持しているという事実を突き止めたので、個人的には大満足である。

この足のだるさの原因はわかっている。万全の状態の僕であればあと2時間はえびす顔で執拗に粘り、少なくともシチュエーションに対応したパンティのこだわりくらいまでは話を持っていきたかった。だが場末のフィリピンパブの厨房のように近寄り難いほど黒いものでベタベタした俗望は叶えられなかった。原因はひとつ。この日記で最近取り憑かれたかのように毎日書き続け、自分ビタイチ得しないにも関わらず一心不乱に見知らぬ誰かに推薦している『ビリーズブートキャンプ』だ。

もう過去ログという名のゴミ山に埋もれたかもしれないけど、最近の日記の中で
「もう体が慣れてきたからラクショー! ビリー鼻毛以下!! 俺適応力ありまくんにりんぐす!!」
とまでは言ってないにしろ、体が慣れてきたみたいないちびったこと書いたけど、実際自分ではわからないところで体にはチクチクと疲れが溜まってたみたいだ。

それを自覚することになったのは下半身のだるさ。筋肉痛にはならないんだけどふんばって力を入れたりするといつもよりしんどい。これはもう間違いない。『ビリーズブートキャンプ』のせいである。でもちょっとずつではあるが確実に変貌を遂げている自分の体とこの肉体疲労を比較したところ明らかに前者の勝利。肉体疲労なんてジャイアンに睨まれたのび太のレベル。さらにマンションの駐輪場でバイクを押していて気づいたのだが、「バイクが軽い」。確実にインナーマッスルは強化されていたのだ。

てなわけで今日もビリーのところに行ってきます。やめらんねっ!!