「ケツの穴にこの指入れてガクガクさせてやろうか?」とおどけるビリー・ブランクス



『腹筋プログラム』をさらっと見たらこの世のものとは思えないほど過酷そうだったので、『応用プログラム』を三日間連続でやっている。かといって『応用プログラム』も楽なわけでは決してなく、けっこうキツい。今日はビリーズバンドの代わりに1キロの鉄アレイを持ってみたところ、あまりのキツさに小便をまき散らした後、脱肛しそうになった。

筋肉に加わる負荷が段違いだ…。

それでもニッポンのサムライがみたらし団子みたいな黒人に負けてはならぬ! と言われるがままに奇怪な動きを繰り返したけど本当に辛かった。かといって最強の51歳ことビリー・ブランクスが訓練をやめさせてくれるわけでもなく、歯茎がへこむほど歯を食いしばってなんとかやり通した。

だがまだこの訓練所に入隊してから4日しか経っていないが確実に成長している。すごいよビリーさん。初めて『応用プログラム』に手を付けたときは
「こんなキチガイめいた筋肉バカのためのトレーニング・・・いや、訓練なんてできるかヴォケ!!」
と半ばやけくそでやっていたのだが、三日目に入るとほとんどだいたいの訓練はビリーの言う通りにこなせるようになった。こんな筋肉質な体に生んでくれたオカンに心から感謝したい(ときどきおとんにも)。

こうして今日も訓練が終わった後に誰が読んでもビタイチ得しない感想をこっそりとここに書いている。これは幼き頃海に釣りに行ったときのこと。あと1分我慢したら世界・イズ・爆発というレベルで猛烈にうんこがしたくなったので人気のないところで勢い良く脱糞、奇跡的に手元に転がっていた新聞紙を巧みに用いてケツを拭ったあの時に似ている。

明日は渋谷にレコードをあさりに行こうと思っているのだが、おそらく人知を遥かに超越したレベルの筋肉痛が全身をくまなく襲うことが容易に予想できる。宇田川町近辺で犬がうんこしてるときみたいにワナワナと震えている汚らしい男がいたらそれは間違いなく僕です。